カスタマイズ

WordPressプラグインは入れすぎると良くない?いくつが最適?

WordPressプラグインはサイト管理を便利にしたり、さまざまな機能を追加してくれるとても便利なツールです。しかし、何も考えずにプラグインを入れすぎるのが実はよくないということをご存じでしょうか。

この記事では、WordPressプラグインについて、初心者向けに以下のことを説明します。

  • どうしてプラグインの入れすぎがよくないのか
  • プラグインの数はいくつが最適なのか
  • プラグインの数を少なくするためにはどうすればよいのか

なぜプラグインの入れすぎはよくない?

まず、どうしてプラグインを入れすぎるのがよくないのかを知っておきましょう。

サイトの動作が重くなる

WordPressサイトの仕組みは、ざっくり説明すると以下の通りです。

  • 訪問者がWordPressサイトにアクセスする
  • サーバーがPHPを動作させ、データベースからデータを受け取る
  • 受け取ったデータをもとにページを構築して、ユーザーに見せる

動かすべきプログラムや取ってくるべきデータの量が多すぎると、サイトの表示が遅くなってしまいます。

プラグインを入れすぎているWordPressサイトは、例えるなら「荷物をたくさん載せて走っている車」のようなイメージです。載せている荷物が多すぎれば、車の燃費が悪くなったりスピードが出づらくなったりするのは想像できますよね。

ちなみに、自分のサイトの動作がどれくらい早いかを確認するにはPageSpeed Insightsというサイトが便利です。

PageSpeed Insightsでスコアを確認する画面

メンテナンスが大変になる

WordPressは、結構な頻度でアップデートされます。バージョンが次々新しくなるWordPressに対応するため、プラグインもアップデートが加えられます。

古いバージョンのプラグインを使い続けることは、サイトの表示速度の低下や、セキュリティ面の脆弱性に繋がる場合があるため、速やかにアップデートするべきです。インストールしているプラグインが多いと、サイトのメンテナンスが必要になる頻度が高くなり、少し大変です。

プラグイン同士の相性が悪いと不具合が起きる

例えば、「プラグインA」と「プラグインB」があるとします。

プラグインAだけを利用している場合や、プラグインBだけを利用している場合に不具合は起きなくても、二つのプラグインを併用すると、不具合が起きてサイトが上手く動作しなくなる、という事例が、まれにあります。

インストールしているプラグインが多くなれば、このようなことが起きる可能性は高くなります。ですので、不具合を回避するためにもできる限りプラグインを減らすのがオススメです。

プラグインはいくつが最適なのか

それでは、プラグインはいくつが最適なのでしょうか? 率直に言うと、サーバーのスペックやサイトの規模などによるため、一概にラインを設けることはできません

しかし、個人が趣味で運営しているサイトの場合、プラグインの数が10を超えたら、一度運用を見直してみてもいいでしょう。

プラグインを少なくするためにできること

使っていないものはアンインストールする

無効化しているプラグインや、有効化しているけどイマイチ活用していないプラグインは、アンインストールしましょう。

もしもまた必要になるときが来たら、またインストールすればOKです。

可能なものは自分でfunctions.phpに記述することで対応する

例えば、ショートコードを登録するとか、カスタム投稿タイプを追加するような簡易なカスタマイズは、プラグインを使わなくても自分でテーマファイルのfunctions.phpを編集して対応することが可能です

プラグインを使わなくても対応できそうなものは、自分でコードを書いてカスタマイズできないか、検討してみましょう。適切なキーワードで検索すれば、プラグイン不使用でのカスタマイズ方法を見つけられるかもしれません。

なお、functions.phpや他のテーマファイルへの変更を加える場合は、必ず子テーマを導入してカスタマイズしましょう。

子テーマを使わないと、テーマのアップデートがあった際に、加えた変更がもとに戻されてしまう可能性があります
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